赤と黒〈上〉

2006年1月18日 読書
ISBN:4003252632 文庫 生島 遼一 岩波書店 1958/01 ¥630
内容(「BOOK」データベースより)
ナポレオン没落後、武勲による立身の望みを失った貧しい青年ジュリアン・ソレルが、僧侶階級に身を投じ、その才智と美貌とで貴族階級に食い入って、野望のためにいかに戦いそして恋したか。率直で力強い性格をもったジュリアンという青年像を創出し、恋愛心理の複雑な葛藤を描ききったフランス心理小説の最高峰。

 僕は新潮社版で読みましたが、岩波書店版のレビューです。スタンダールの『赤と黒』、もう、読んだのは何年前でしょうか。かなり前です。8年前くらいか。
 その後、フランス文学の課題の関係で再び読みました。スタンダールを研究しました。でも、課題は進まず、筆を折りました。未完成で終わりました。
 ・・・そんなことはどうだっていいのです。『赤と黒』について触れましょう。ジュリアン・ソレルは、ナポレオンに憧れています。崇拝している、と言ってもよいのでしょうか。しかし、時はすでにナポレオンが没落したブルボン朝復活の時代。復古王政とでもいうのでしょうか。ナポレオンが好きだなんていうと皆から睨まれます。って、皆がド近眼っていうわけではありません。近眼じゃなくても、そんなこと関係なく睨んじゃうような時代なのです。僕なんか道を歩いていると、よくノラ猫に睨まれます。ノラ猫がウンコしながら僕を睨みます。はっきり言って、辛いです。ノラ猫にさえ、軽んじられる僕なのです。それにひきかえ、ジュリアンは英雄ナポレオンのごとく前進します。前進あるのみです。女性に向かって前進します。相手は人妻です。いけません、いけません、ぼっちゃんいけません、でも、そんなことはお構いなしです。英雄ナポレオンのごとく前進し、人妻のハートを奪います。四千年の歴史をもつピラミッドも真っ青です。
 だめだ、書いていて疲れてきた。年だな、僕も。また来週!!
 

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