デイジー

2008年5月28日 映画
【ストーリー】
ヘヨンは幻に恋していた。どこかで自分を見守りながら、デイジーの花を贈り続けてくれる男性。名前も顔もわからないその人を、彼女は運命の恋の相手だと信じていた。そんなヘヨンの前に現れるひとりの男ジョンウ。
シャイなまなざしで自分をみつめる彼を、ヘヨンは、運命の人だと確信する。しかし、ジョンウの正体はインターポールの捜査官で、ある事件を通じて彼が追うことになる暗殺者こそが、本当のデイジーの贈り主だった。。。





 最近は彼女と恋愛映画ばかりを観ています。やはり、韓国映画が多いです。韓国の映画はなんとピュアな映画が多いのでしょう。
 デイジーは彼女がDVDで借りてきてオススメしてくれたから観たのですが、恥ずかしいことに、この作品のタイトルが花の名前であるということが分かりませんでした。デイジーという花があるということ、生まれてからはじめて知りました。この映画を観て、そんな花があったのかと・・・誰でもふつうに知っている花なのですか??

 舞台はオランダです。ヘヨン(チョン・ジヒョン)はオランダで勉強している画学生です。街角で通りかかった人の似顔絵を描いてあげています。いいなあ、こういうの憧れる。留学して異国の街角で、絵を描く商売、いいですね。憧れますね。
 ある日、絵を描いてくれと依頼してきたお客さんに恋愛感情をもちはじめるヘヨンですが、それが三角関係へと発展。インターポールの刑事と、殺し屋との三角関係へと。

 最後には三人とも死んでしまう。とても悲しい結末ですね。けっして幸せな恋愛ではありません。
 しかし、三人とも死んでしまった、誰か一人でも生き残るのではなく、三人とも死んでしまう、この部分にとても深い意味があるように思った。
 愛というものは、死によって高い次元へ昇るというか、そこに美があるんですよね。
 今まで生きていた、今まで泣きも笑いもしていた大切なあの人が死んだ瞬間、愛というのは高い次元に昇るような気がする。より愛は深まるような気がする。うまく言えないのですが、死によって失われてこそ、愛は高い次元に行く、この作品を観ていたらそんな気がしました。そして、三人とも死んだ、三角関係のうち、誰一人も生き残らずに、三人とも死んだというところが、より完成された美を感じさせるのだな、と思いました。

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